青柳車庫を出発してからも、見所がたくさんありました。
まず、蛇王の滝。
水害以降、流れる場所や水量が変わってしまったそうで、以前とは形が変わってしまったとのことでした。
運転手さんのお気遣いで、停車して、少しバスから降りて写真を撮らせていただけました。
出発してしばらくすると、左手に面白い形の岩が見えてきますよ、とのことで、よしカメラに収めるぞ!と準備態勢。
そして、見えてきたのが、この岩です。
何に見えるでしょうか?
人の横顔のような、面白い形ですね。
ちなみに、通り過ぎてから振り返って見てみたら、全然違う形なのが不思議でした。
今度、見えてきたのは、「家康の里」の看板。
徳川家康公のご神体が祭られている栗山東照宮がこの奥にある、とのことでした。
そうなんだ!とびっくり。本当に知らないことが沢山あります。
走り出すと、今度は、道端で温泉が湧き出ています。
川俣湖温泉の文字。
またまたバスを止めていただき、ちょっとお湯を触ったり、飲んだりしてみました。
ぜいたく・・・
またバスに乗り、進んでいくと、川俣湖が近づいてきます。
この辺りに紅葉の名所がある、とのことで、その橋が奥に見えるはずなんだけど・・・と運転手さんが一生懸命説明してくれたのですが、ちょっと見えませんでした。
後から調べてみましたが、瀬戸合峡のことかな。関東一の紅葉の名所だそうです。
さらにバスに乗ると、見えてきたのは川俣大橋。
川俣湖にかかる大きな橋です。
橋を渡りながら、湖を眺めます。
この川俣湖は、3つ目のダム、「川俣ダム」によってできたダム湖のようです。
とっても静かな湖でした。
渡り切った後に、振り返って撮った川俣大橋。
湖を眺めていると、心が静まっていきました。
湖を堪能すると、また更に見所が出てきます。
お次はこれです。
分かるでしょうか?
分かりにくいですよね。真ん中辺りから湯気がうっすら出ています。
時折勢いよくお湯が噴き出してくる「間欠泉」です。
ここの間欠泉は、20分に1回の割合で噴き出してくるそうです。
以前、ニュージーランドにある、という話を聞いたことがありましたが、日本にもあるんだ、と嬉しくなりました。
この間欠泉がよく見える宿もすぐ近くにありました。
運転手さんのお心遣いで、少しだけ停車して、噴き出すのを待ってみましたが、残念ながらその様子は見れませんでした。
マイカーなどで来れば、ゆっくり待って見ることができると思います。
またの機会を楽しみにすることにしました。
そして、さらにバスに揺られていると、今度は「湯沢噴泉塔」の道しるべ。
この奥へ歩いて行くと、温泉が絶えず噴き出ている場所があるとのこと。
好きな方は、シートを持って入り、手作り露天風呂を楽しむそうです。
そして、温泉が噴き出し続けているので、冬でも辺りは暖かいんだそうです。
そんな秘境があるとは、知りませんでした!
わぁ、いつか行ってみたいなぁ、と夢が広がります。
そうこうしているうちに、バス旅を終え、女夫渕へと到着。
なんと贅沢で見所満載のバス旅だったのでしょう。
とっても満喫してしまいました♪
バスの運転手さんに改めて感謝です。
このバス路線は、地域住民の方、特に年配の方にとっては街へ出るためには、とても重要な存在。
誰も乗らなくても、毎日運行しているそうです。
そんなお話を聞きながら、この風景を毎日見ている運転手さんの日々にしばし思いを馳せ、感謝を伝えてお別れしました。
(つづく)
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