ありがとう、また帰って来るね(郡上八幡への旅その5)

乙姫滝2

小さな川、大きな川、そこにかかる大小の橋。

街を歩きながら、何度、橋を渡っただろう。

何度、水流を眺めただろう。

郡上八幡博覧館では、古くから水と共に暮らしていた人々の様子が紹介されていた。

街へと引いた用水の使い方には、厳しいルールが設けられていたそうだ。

水と親しむ街の人々は、水を使う知恵も持っていたことがうかがえた。

それだけでなく、水と戯れ、水と遊ぶ楽しみも存分に持っていただろう。

水舟

街中のいたる所にある水舟で、いつでも水が飲める。

自動販売機で水を買うことが当たり前になったこの時代に、なんと豊かなことだろうと感じる。

私たちの生活と、私たちの命は、水とは切っても切り離せない。

生命線とも言える水が、これだけ豊かに在ることが、心をも豊かにする。

そして、もともと居た場所に帰って来たような、どこか懐かしい気持ちにすらなる。

よくしてくれた食事処のおばさまが、「また来てね」と言った。

でも、また帰って来るね、という気持ちになる。

鮭は、懐かしい匂いを頼りに、自らが生まれた川をのぼっていくらしい。

魚はどうか分からないが、人間にとって匂いは、

五感の中で唯一、脳の本能的で原始的な部分と直結していると聞いたことがある。

私がこの街に感じた懐かしさも、本能的な感覚のような気がする。

都会から移住してきた方も多いようだが、似たような感覚を感じた人も居るのかもしれない。

ありがとう、郡上八幡。

どの季節の郡上八幡も味わいたいから、また帰って来るね。

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この記事を書いた人

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わたなべ えり

カウンセラー/セラピスト/講師/ファシリテーター
カウンセリング・セラピー・コーチングなどを融合させ、人がいのちの喜びを生きることをサポートしています。
10代の頃から心に興味を持ち学ぶ。「自分のやりたいことが分からない」、「感情が分からない」、「人とのコミュニケーションがうまくできない」、自身も苦しんだこれらの悩みに光をもたらしてくれたのは、心の学びを通じて、自分の心を見つめることでした。
悩み苦しみは、転じていのちの喜びへと通じているのだと思います。そのプロセスの伴走をさせていただいています。
好きなことは、旅、読書、音楽を聞くこと、散歩。また、自然をこよなく愛する。