水風景、音風景に癒される水の町・岐阜県郡上八幡(郡上八幡への旅その2)

吉田川

年末シーズンに入る少し前の時期に、電車とバスを乗り継いで、郡上八幡の地へと降り立った。

都心からだと、あまり交通の便が良くなく、移動だけで半日仕事だ。

何をするわけではない移動は、妙な疲れが溜まる。

宿にチェックインして、少し休憩をとっても、その疲れは取れない。

こんな時は、町に出てしまおう、と外へ出た。

郡上八幡のげた屋さん

歩いていると元気になることはよくあるけれど、

歩けば歩くほど、この町には癒された。

それは水のお蔭なのではないかと思う。

町の中心部を歩いていると、川の音、街中を流れる用水の音、

水舟(水飲み場となっている水槽)から流れる水の音など、いたる所から水の音が聞こえてくるのだ。

旧庁舎記念館の前の水舟

路地に入って音がしなくなった・・・、と思ったら、また別の方向から水の音が聞こえてくる。

音がする方に吸い寄せられるようにして、私は歩いていた。

ある時は、趣のある水の小径へと誘われたり、

またある時は、通りの両脇や、住居のすぐ前を流れる水路に呼ばれた。

乙姫川

そんなことを繰り返していたら、すっかり移動の疲れが取れ、

それに加えて、優しく柔らかな気持ちになっていた。

数時間歩いただけで、こんな気持ちになる町があるんだ、と驚いた。

この町の不思議な力に魅せられてしまった私は、そのまま滞在予定を延長することにしてしまった。

まだ到着したばかりだというのに。

屋久島も水が豊かな島だったけれど、郡上八幡も同じく水と共に在る町だった。

私は水に惹かれ、深く癒されてしまうのだと気づいた。

調べてみたら、郡上八幡は「吉田川の川遊び」が日本の音風景100選に選ばれていた。

参考ページ:残したい日本の音風景100選

*郡上八幡のある郡上市の場所は、下記地図より確認できます。

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この記事を書いた人

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わたなべ えり

カウンセラー/セラピスト/講師/ファシリテーター
カウンセリング・セラピー・コーチングなどを融合させ、人がいのちの喜びを生きることをサポートしています。
10代の頃から心に興味を持ち学ぶ。「自分のやりたいことが分からない」、「感情が分からない」、「人とのコミュニケーションがうまくできない」、自身も苦しんだこれらの悩みに光をもたらしてくれたのは、心の学びを通じて、自分の心を見つめることでした。
悩み苦しみは、転じていのちの喜びへと通じているのだと思います。そのプロセスの伴走をさせていただいています。
好きなことは、旅、読書、音楽を聞くこと、散歩。また、自然をこよなく愛する。