郡上八幡で温泉を求めて
郡上八幡は、温泉宿がない。
食事処のおばさまが、その理由を話してくれた。
地盤が硬くて、掘るのが大変だそうだ。
東西南北どの方向にも、少し離れれば温泉が沢山あるのに、この辺り一帯だけ無いのだと言う。
冬といえば温泉に入りたくなるので、温泉のある宿を探していたが、見つからなかったのを不思議に思っていた。
理由を知って納得した。
南北に少し行けばあると教えてもらったので、足を伸ばして温泉に行くことにした。
一つが郡上大和のやまと温泉やすらぎ館。
そして、もう一つが、みなみ子宝温泉駅直結の温泉、子宝の湯だ。
やまと温泉やすらぎ館
郡上大和のやすらぎ館は、道の駅の中にあり、車の通り道にしている方もいるかもしれない。
郡上八幡からは、長良川鉄道で行くこともできるし、城下町プラザから出ているバスで行くこともできることが分かった。
徒歩で行く場合には、バスを使った方が便利なので、バスで行くことにした。
城下町プラザで、日に何本か出ている八幡白鳥線に乗り、やすらぎ館のバス停で降りる。
そこから徒歩7分ほど歩くと到着する。
露天風呂や、いくつかの種類のお風呂を楽しんだ。
レストランや、アイスクリーム屋さんなども併設していて、雰囲気の良い場所だった。
「おがたま」というレストランは、天井も高く、気持ち良い空間だった。
みなみ子宝温泉駅の子宝の湯
子宝の湯は、みなみ子宝温泉駅直結だと聞いたので、旅の最終日に電車に乗って行くことにした。
郡上八幡の駅で待っていると、長良川鉄道の列車が入って来た。
みなみ子宝温泉駅で降りる。
すると、教えてもらった通り、本当に駅のホームに温泉へと入る扉があり、そこから入っていける。
車掌さんに申し出て、降車証明書を貰えば、割引料金にて入ることができる。
コンパクトながらも、露天風呂もあって、ゆっくりすることができた。
駅直結で、食堂も休み処もついているなんて、便利で贅沢過ぎる。
地元の方も、食事だけするために寄る、という方も居た。
郡上八幡に来て、温泉に入りたいけれど、車じゃないから行けない・・・と思ったら、この二箇所は近くて便利だ。
参考ページ:やまと温泉やすらぎ館、白鳥交通の郡上八幡白鳥線バス、子宝の湯