次に変化を感じたのが、5~6日目辺りでした。
4日目からいよいよ、ヴィパッサナー瞑想が始まったわけですが、初日からあった足の痛みはまだまだ続いていました。
けれど、この日から、グループ瞑想の時間は、足を組み直すなどの大きな動きをしないと決意しましょう、と前日の講話で話されています。
この痛みの中、動かないなんてできるのだろうか、と自問していましたが、何とかやってみることにしました。
すると、足を伸ばしたり組み直したりはせずにいられました。
痛みが続きますが、それでも客観的に観察を続けていくことができたのです。
その時、気が付いたのは、本当にどうにもならない痛みよりもずっと前の地点で「痛い」と感じるんだな、ということです。
実際は、その「痛い」と思った時点よりも、かなり長くそのままでいられるのです。
そのことを体験を通して気づいたときに、新鮮な驚きと嬉しさと共に、自分が「痛い」と感じていたのは何だったんだろう?と狐につままれたような気分でした。
更に、指導者の方のアドバイスで、その痛みをもっとよく調べていきました。
私には、痛みのある足の部分が、ブロック石のように感じられたのですが、本当にそうなのか調べてみてください、と言っていただいたのです。
その後、よく調べていったら、ブロック石ではなく、細かく何かが振動していて、微細ながらどんどん感覚が変わっていっていることを感じました。
痛みというものの感覚が、自分の中で大きく変わっていった時でした。
- 一緒に読みたい
- 【持ち物編】年末年始、冬の寒い時にヴィパッサナー瞑想@京都に行って来ました
- 【施設編】年末年始、冬の寒い時にヴィパッサナー瞑想@京都に行って来ました
- 【全体のスケジュール】年末年始、冬の寒い時にヴィパッサナー瞑想@京都に行って来ました
- 【開催スケジュールの確認方法と申込方法】ヴィパッサナー瞑想10日間コース@京都 年末年始の冬の寒い時に行って来ました
- 【体験談:2~3日目、体の痛みと眠気との闘い】ヴィパッサナー瞑想@京都に行って来ました
- 【体験談:9日目、慈しみを感じて涙が流れる】ヴィパッサナー瞑想@京都に行って来ました
- 【体験談:10日目、自分の体を通して感じた「変化していく」という自然の摂理】ヴィパッサナー瞑想@京都に行って来ました
- 【体験談:振り返ってみて感じる、意識を完全に内側に向けた貴重な時間】ヴィパッサナー瞑想@京都に行って来ました
- 【なぜ参加したのか?】ヴィパッサナー瞑想@京都に行って来ました
- 【まとめ】ヴィパッサナー瞑想@京都に参加してきました