先日参加したイベントの主催者の方のお話で、感動することがありました。
皮むき間伐をする意味のお話が、人の心の成長とも深い関連があったのです。
皮むき間伐をすると何が起こるか。
間伐することで、木が減り、これまで暗かった森に光が入ってくるようになります。
すると、そこからは、人間が何もしなくても、既に地面にあるたくさんの植物の種から草木が育ち、森は自然に蘇るのだと、話してくれました。
新しく種を蒔かなくてもいいし、既に沢山の種がそこら中にあること。そして、その種は光を待っていること。
人間の心も同じなんじゃないかと思いました。
心の旅路は、いままで足を踏み入れなかったところへ、光をあてていきます。
そこは時に、暗く、おどろおどろしく思えるところ。怖さもあります。
でも、同じ場所に、その人がより輝いていくための種が既にあって、同時にこの種にも光をあてていくことになります。
光さえ入れば森は蘇る。
心も、少し勇気を出して、光を入れていくことで、本来の姿を取り戻す。
森も人も、この星からできていて、同じ道を辿ってイキイキと蘇るんだな、となんだか感慨深くもありました。