八王子の森で皮むき間伐してきました:森と踊る木こりフェス

森の中での主催者による説明

お誘いをいただいて、皮むき間伐に参加してきました。

予備知識なしに参加しましたが、とても楽しく有意義な時間だったので、感想をまとめてみました。

木のこと、森のことを学べた

日本は森の国。国土に占める森林の割合は、世界の中でもトップクラス。

高尾周辺の山を歩いている時、杉などの針葉樹が密集していて、なんとなく薄暗くてジメジメしているなぁ、と思ったことがありました。

戦後、材木の需要が高まり、沢山スギが植えられたということは聞いたことがありましたので、沢山植えられたから仕方ないのか、なんて思ってました。

けれど、今日お話を聞いていて、そうではないんだ、手入れが必要なんだ、と知りました。

安い材木が輸入されるようになり、植えられたスギが手入れされずに残ってしまい、現在は細いスギが所狭しと並ぶ森になってしまっています。ですが、間伐して光が入るようになると、既に地中にある様々な種が芽吹き、草や低木が生えてきて、森が蘇ってくるのだそうです。

間伐には様々な方法がありますが、今回の皮むき間伐は、森の中で立ったまま自然に木を枯らせた後に、切り倒す方法とのことでした。

山や森、自然の中にいることは大好きですが、この話を聞いて、より森が好きになりました。

そして、薄暗いと感じていた山道もこうした活動の先に、明るい道になるのかな、と嬉しくなりました。

皮をむくのが、こんなに楽しいなんて

これは実際に体験してみるのが一番だと思いますが、とても楽しいです。

まず、根元の皮を一周むいて、その後みんなでできるだけ上まで皮をむいていきます。↓こんな感じです。(ちょっと分かりにくいかも)

木の皮を数人で上まで向いています

そして、木の皮の下ってこうなってるんだ、と新鮮な驚きと感動があります。↓こんな感じです。

皮をむいた木の根元

皮の下に驚くほど水分があって、この樹皮は虫たちが大好きとのことですが、なめてみたら甘くて納得でした。

ちなみに、皮むき間伐の作業を終えると、残す木と皮をむいた木が点々と並ぶ形になります。↓こんな感じです。

残す木と皮をむいた木が点在
 

とても元気になる

急斜面での作業は、とても体力を使ったはずなのに、終わってみると元気になっていました。

他の参加者の方も似たようなことを言っていました。

きゃあきゃあ楽しみながら皮むきしたということもあると思いますし、森からエネルギーをもらったということもあるんじゃないかと思います。

皮むきの作業を一緒にした方々は、様々なバックグラウンドをお持ちで、作業終了後にお昼ご飯を食べながら、色んなお話をしました。

これも楽しいひと時となりました。

まとめ&フェス情報

ここには書ききれなかった、木々の会話や、樹齢のことなど木や森の話も沢山聞けて、今まで以上に、森への愛と尊敬が深まった体験でした。

ずっとずっと遠い未来に、残した木が太くたくましく成長し、その周りに草や低木が増えて、明るい陽の光が入っている様子を想像すると、イキイキとして元気になった森に心地よく風が吹くのを頬で感じました。

夏の間が、この皮むき間伐のシーズンだそうです。興味を持たれたら、是非体験してみてください。

森と踊る木こりフェスの詳細はこちらからどうぞ。

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この記事を書いた人

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わたなべ えり

カウンセラー/セラピスト/講師/ファシリテーター
カウンセリング・セラピー・コーチングなどを融合させ、人がいのちの喜びを生きることをサポートしています。
10代の頃から心に興味を持ち学ぶ。「自分のやりたいことが分からない」、「感情が分からない」、「人とのコミュニケーションがうまくできない」、自身も苦しんだこれらの悩みに光をもたらしてくれたのは、心の学びを通じて、自分の心を見つめることでした。
悩み苦しみは、転じていのちの喜びへと通じているのだと思います。そのプロセスの伴走をさせていただいています。
好きなことは、旅、読書、音楽を聞くこと、散歩。また、自然をこよなく愛する。