まどみちお作「地球の用事」:好きな詩

手とビーズ

いつぐらいからだっただろう。

詩が好きだなぁ、って気づいたのは。

そう気づいたら、好きな詩が増えていった。

ふと、そのうちのいくつかが頭に浮かんだ。

今日は、まどみちおさんのこの詩を投稿。

やっぱりいいなぁ。

地球の用事

ビーズつなぎの 手から おちた
赤い ビーズ

指さきから ひざへ
ひざから ざぶとんへ
ざぶとんから たたみへ

ひくい ほうへ
ひくい ほうへと
かけて いって

たたみの すみの こげあなに
はいって とまった

いわれた とおりの 道を
ちゃんと かけて
いわれた とおりの ところへ
ちゃんと 来ました

と いうように
いま あんしんした 顔で
光って いる

ああ こんなに 小さな
ちびちゃんを
ここまで 走らせた
地球の 用事は
なんだったのだろう

過ごしやすい季節の昼下がり、

光が差し込む畳の部屋。

そんな情景が目に浮かぶとともに、

気持ちが和らぐ詩。

それだけでなく、

この地球に働く力の不可思議さも感じる。

なんとも言えない余韻が好き。

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この記事を書いた人

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わたなべ えり

カウンセラー/セラピスト/講師/ファシリテーター
カウンセリング・セラピー・コーチングなどを融合させ、人がいのちの喜びを生きることをサポートしています。
10代の頃から心に興味を持ち学ぶ。「自分のやりたいことが分からない」、「感情が分からない」、「人とのコミュニケーションがうまくできない」、自身も苦しんだこれらの悩みに光をもたらしてくれたのは、心の学びを通じて、自分の心を見つめることでした。
悩み苦しみは、転じていのちの喜びへと通じているのだと思います。そのプロセスの伴走をさせていただいています。
好きなことは、旅、読書、音楽を聞くこと、散歩。また、自然をこよなく愛する。