『神の慮り』:ニューヨークリハビリテーション研究所受付の壁に掲げられている作者不明の詩 心に残る詩

横浜の夜景

今日、頭にふと浮かんだ詩。

ニューヨークリハビリテーション研究所の

受付の壁に掲げられている、作者不明の詩。

「病者の祈り」というタイトルでよく知られている。

この詩は、様々なタイトルや、訳で、

いろんな本に引用されているよう。

10年以上前に、初めてこの詩を読んだ時と、

今読んで感じることは違う。

より心の奥に届く感じがしている。


『神の慮り』

大きなことを成し遂げるために
力を与えてほしいと
神に求めたのに
謙虚さを学ぶようにと
弱さを授かった

より偉大なことができるようにと
健康を求めたのに
より良きことができるようにと
病弱な体を与えられた

幸せになろうとして
富を求めたのに
賢明であるようにと
貧困を授かった

世の人々の称賛を得ようとして
権力を求めたのに
得意にならないようにと
失敗を授かった

人生を楽しもうと
あらゆるものを求めたのに
あらゆるものを楽しむために
いのちを授かった

求めたものは一つとして与えられなかったが
願いはすべて聞き届けられた

神の意に添わぬ者であるにもかかわらず
心の中で言い表せないものはすべて叶えられた    

私はあらゆる人の中で
もっとも豊かに祝福されていたのだ


A CREED FOR THOSE WHO HAVE SUFFERED

I asked God for strength, that I might achieve
I was made weak, that I might learn humbly to obey…

I asked for health, that I might do greater things
I was given infirmity, that I might do better things…

I asked for riches, that I might be happy
I was given poverty, that I might be wise…

I asked for power, that I might have the praise of men
I was given weakness, that I might feel the need of God…

I asked for all things, that I might enjoy life
I was given life, that I might enjoy all things…

I got nothing that I asked for — but everything I had hoped for
Almost despite myself, my unspoken prayers were answered.

I am among all men, most richly blessed!


願ったものが願った通りの形で叶わなくても、

奥底で発せられた真なる願いは、

一見、不本意に思えても、

理不尽と感じても、

不条理に嘆く時があっても、

旅路をふと振り返った時に、

実は叶えられていたのだということに、

気づくのだと思う。

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この記事を書いた人

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わたなべ えり

カウンセラー/セラピスト/講師/ファシリテーター
カウンセリング・セラピー・コーチングなどを融合させ、人がいのちの喜びを生きることをサポートしています。
10代の頃から心に興味を持ち学ぶ。「自分のやりたいことが分からない」、「感情が分からない」、「人とのコミュニケーションがうまくできない」、自身も苦しんだこれらの悩みに光をもたらしてくれたのは、心の学びを通じて、自分の心を見つめることでした。
悩み苦しみは、転じていのちの喜びへと通じているのだと思います。そのプロセスの伴走をさせていただいています。
好きなことは、旅、読書、音楽を聞くこと、散歩。また、自然をこよなく愛する。