2020年5月から、60分オンライン傾聴セッションを始めている。
今のような状況下で外出がなかなかできない時でも、
オンライン会議システムのお蔭で、こうしてセッションができる。
もちろん、これまでもオンラインビデオ通話を使ったセッションをされてきた方もいると思うが、
ここまで、オンラインでのセッションが受け入れられることは、これまで無かったことなんじゃないかと思う。
あるいは、電話でのセッションも存在した。
そうしてきたカウンセラーさんも多いと思う。
けれど、画面でお相手の方と、顔を見ながら話せる、というのは、大きく違うのだろうと感じる。
そんなことを思いながら、傾聴セッションを続けている。
ただ、続けている中での違和感と、もっとこうしたい、という思いも湧き上がっている。
オンラインでの傾聴セッションの良さは、手軽さと、不安の軽減だ。
これはクライアントの方の感想を聞いていて思った。
カウンセリングを受けることは、
怖いことに思えたり、何をされるのか分からなかったり、
病気の人が対象のもの、という印象を持っている人は少なくないと思う。
けれど、オンライン傾聴セッションは、自宅に居て受けられるし、
閉じられた空間でカウンセラーと二人きりになる、ということもない。
セッションを受ける側としても安心を感じながら、受けることができるのだ。
それはとても良い点だな、と感じた。
けれど、一方で、初めてこうしたカウンセリングを受ける、という方から、
終了後に「この後はどうしたらいいのですか?」という質問をいただいた。
単発で終わるセッションは、その後についてのフォローアップがしにくい。
また、初めてカウンセリングを受ける、という方に向けて、私が60分でできることにも限界を感じた。
だから、今後は、対面の120分のセッションもやっていこうと思っている。
世の中の情勢的にも、そろそろ対面でのセッションも可能なことを感じるので、対面でのセッションもやっていきたい。
そして、もう少し先にやれたらいいな、と思うことは、長期講座だ。
やはり、セッションでその都度気づきを得るだけでなく、
心についての学びもしながら、知的にも体感的にも理解を深めていくことが、
結果的には持続する変化を起こすことができると、自分の体験を振り返っても強く思うからだ。