誰かに話を聞いてもらうということ
自分の頭の中で色々考えて、整理して、
「ああ、自分はこう感じていたんだな」とか
「ああ、自分はこういう風に思い込んでいたんだな」とか
自分の中で整理がついたような気がする時がありますよね。
でも、そのことを誰かに話し始めた時に、
思いがけず涙が溢れてきたり、
思いがけず感情的になっている自分に気づいたり、
あるいは、身体が震え始めて驚くことすらある。
何故なんでしょうね。
その理由を私も考えているところですが、
少なくとも人は、目の前に聞いてくれる人がいて話をするのと、
一人で考えたり、内省している時とでは、
明らかに自分の内側に起こってくることが違うのだ、ということには、
どこかで気づいているという人も少なくないのではないでしょうか。
私たちは、人に話を聞いてもらうことで、
自分の中の真実に触れられるからなのだと思います。
その聞いてくれる相手が友人である場合と、プロの聞き手の場合とでは、
自分の中で起こってくることの種類や深みも異なります。
先日、傾聴セッションを受けていただいた方から感想をいただきましたので、許可を得て掲載させていただきます。
セッションご感想:ますます「私のままでいい」になれた
最も印象に残ったことをお聞かせください
母の愛の形の気づき
今回のセッションでどんな気づきがありましたか?
私と母の違い、愛の形の違いがハッキリ認識できたこと。
ますます「私は私のままでいい」になれたこと。
セッション全体を通していかがでしたか?
安心して自然体で心に向き合えて良かったです。
また、セッション受けていて、素晴らしいなー、良かったなーということの1つとして、
えりさんが「こう感じるよ」と伝えてくれたことがより気づきの手助けになりました。
つまり、私の深いところと共振されていたのだと思います。^_^
どんな方にこのセッションをお勧めしたいですか?
「えりさんに話しを聞いてもらいたい、と感じた人全員じゃないかなー」と思うので「どんな方」のイメージは浮かびません。
以上がご感想でした。
本当の気持ちに気づけていない時のサイン
私たちは、誰かに話すことで、聞いてもらうことで、寄り添ってもらうことで、
自分の本当の気持ちに気づいていくことができます。
「こんなに怒っていたんだ・・・」
「あの時、本当は寂しかったんだ・・・」
「気づいていなかったけど、悔しかったんだ・・・」
それは、あまり感じたくなかった気持ちのこともあるでしょう。
逆ももちろんあります。
「ああ、とっても嬉しかったんだな・・・」
「本当は幸せな気持ちを感じていたんだ・・・」
「あの人に、こんなに愛されていたんだ・・・」
「こんなに愛していたんだ・・・」
もしかしたらその時は必死で、感じてなどいられなかったのかもしれませんし、
自分の気持ちを信じられないような現実が目の前にあったり、
あるいは気づいてしまったらまずかったことがあったのかもしれません。
けれど、どんな気持ちであっても、自分の本当の気持ちに気づけた時、
私たちは自分を深く知り、自分をもっと大切にできるようになり、自分を愛することができるようになります。
必要があれば、相手に自分の気持ちを伝えることができますし、その人との仲も信頼関係もより深まります。
そして、人のことも、その人の気持ちも大切にすることができます。
でも、本当の気持ちって何?
本当の気持ちに気づけていない、なんてことあるの?
と思うこともあるでしょう。
本当の気持ちに気づけていない時のサインはいくつかあります。
それは、イライラやモヤモヤ、スッキリしない感じ、違和感、よく分からない苦しさ、だったりします。
これらのサインは、自分では気づけていない気持ちがどこかに置き去りになっているよ、というメッセージでもあります。
あなたの中の真実が、「こっちだよ」「気づいて」と手招きしてくれているのです。
もし、今、これらのサインを感じている場合は、まずは立ち止まってみて欲しいと思います。
少し自分の内側を見つめる時間を持ったり、
必要であれば、誰かに少し話を聞いてもらうこともオススメです。
そうすることで、自分の中の真実に近づくことができます。
そして、その道は、いのちの喜びを生きる人生、あなたらしく生きる人生へとつながっています。