東京オペラシティに訪れた際に、寄れるカフェを探していました。
ネットで色々と探していたら見つけた、初台駅からすぐのfuzkue(フヅクエ)。
ホームページはとてもユニークで、字が沢山。読むのがちょっと大変です。笑
お店にも、滞在時のお約束や注意事項など書かれた冊子があり、その冊子の文字量も多いとのこと。
なんだかとても面白そうです。
ホームページには「本が読める店」というコンセプトで、静けさを提供していると書かれていました。
カフェでは一人静かな時間を過ごしたい私にとって、まさにこういうお店を求めていました!というコンセプトのお店。
注文するものによって、席料がかかる場合があるなど、ちょっと料金体系が独特ですが、 それもこれも、何時間滞在しても、寛いで過ごせて、本を読める静けさを確保するためとのこと。
これは、期待できそう、と思い、向かいました。
お店の外観
初台駅からが近いですが、代々木駅からも徒歩で20分ほど。
お散歩がてら歩ける距離です。
グーグルマップさんを頼りに場所を探します。
利用した人のコメントに「お店の場所が分かりにくい」というのをちらほらと見かけたので、注意深く辺りを見渡します。
もう近いはずなんだけど、どこかなぁ?
スマホの画面を見ているからなのか、ちょっと通り過ぎてしまった様子。
来た道を戻って、グーグルさんの指し示す場所をもう一度よく見てみると・・・
ありました!看板です。(やっぱり見つけにくかった!)
アップで撮ってるので大きく見えますが、かなり小さい看板です。
そして、こちらのビルの2階とのこと。
早速2階へと上がります。
すると、お店の入り口がありました。
入り口に書かれた、お店の紹介文です。
入り口はこんな感じです。
ドアの窓から、店内の様子がうかがえます。
店内の様子
ちょっとドキドキしながら、ドアを開けて店内へ。
カチャリ。
ランチタイムというには少し遅い時間に訪れたからか、店内にはお客さんはおらず、店員さんが静かに迎えてくれました。
早速、静かな雰囲気が漂っています。
お客さんがいないから、というよりは、お店が持つ空気が静かな感じ。
そんな空気が身体に沁みてきます。
あぁ、落ち着くなぁ。
店内の様子はというと、入り口を入ると、右側にカウンター席、左奥に厨房が見えます。
そして、数歩中へ入ると、左手前はゆったりとしたソファ席でした。
ちなみに、店内奥から入口を見るとこんな感じです。
厨房の周りは本棚になっていて、ぎっしりと本が入っています。
ソファ席の前にも本棚があります。
カウンター席の頭の上も本棚です。
壁に飾ってある本もインテリアとなっていて素敵でした。
本は自由に読んでいいとのこと。
見たことのない本も並んでいて、とても興味をそそられます。
カウンター席は、窓からの陽が射し込んで明るいです。
また、席と席が離れていて、ゆっくりと過ごせる雰囲気です。
カウンターには、メモ帳とペンが置いてあり、自由に使えます。インテリアとも相まって、素敵な雰囲気を醸し出していました。
こういうちょっとした気遣いが嬉しいですね。
例のお店の利用ルールが書かれた分厚い冊子もありましたが、訪れた時に読んでもらいたいということから、撮影はNGでした。
やっぱりとても分厚くて、書かれていることも面白かったです。笑
過ごしてみて感じたこと
まずは、ランチをと思い、定食を注文。
野菜中心の定食は、味も染み込んでいて美味しく、身体にも優しくほっこりしました。
その後、しばし書き物や読書をしました。
そして、もう少しのびのびしたかったので、席を移動し、今度は紅茶とケーキを注文。
こちらも美味でした。
平日のお昼から夜にかけて、多い時でお客さんは4~5人。
初めて訪れたんだろうな、という感じの人の方が多い様子。(お店の説明が書いてある分厚い冊子を見ているので分かるのです)
外は少し天気が優れなかったけれど、それもまた読書日和と思える日。
降る雨と共に心も静まり、読書に集中していきました。
カフェでは、よく耳栓をしている私ですが、ここでは不要なのが嬉しい。
あまりに落ち着いて、尚且つ読書に集中できたので、予定していた時間を大幅に超えて滞在してしまいました。
注文したものと滞在時間に応じて、席料が変動するので、私の場合はちょっと多めの出費になってしまいましたが、4時間以内なら概ね一人2000円前後で済むようです。
けれども、出費が多くなってしまっても、また来たいと思える、静かで落ち着ける空間。
なんというか、ありそうでなかった貴重な空間。
ここに来るためだけに、初台に来てもいいかも、と思えるお店でした。
今度来た時は、お店に置いてある本も手に取ってゆっくり読みたいなぁ。