ここまで随分と長い時間をかけて、好奇心と探求心にまかせて心の学びを深めてきた。
その私の動機は一体どこにあるのか。
最初のきっかけは、心の不可思議さ、面白さへの興味だった。
学生時代の様々な学びは、それに応えてくれるものだった。
講義や実習を通して、人間の心理の面白さ、残酷さ、崇高さ、様々なものに触れた。
心理の学びは深く、自己探求をサポートしてくれるものでもあった。
面白さと尽きない興味が、人間の心に触れる仕事をしたいという思いへとつながっていった。
だが、当時、精神的な病を抱える人が立ち直ることを援助する道が主流に感じた。
その方向には私の心は響かず、どうしたら良いのかと戸惑った。
思い返せば、その頃から、自分の使命・天命を生きたいと願う自分がいたのだ。
心の学び、人の心の深いところに触れることは、私の命の使い道に近いと感じ、歩を進めた。
その途上で気づいたのは、自己発見・自己探求につながり、もっと人生を充実させ、使命に気づき、充実した人生を送りたい人のサポートに心惹かれる自分の思いだった。
精神的な病を抱えていない、健康な人でも、より楽しく豊かな人生を送り、自分の命をめいっぱい生きたい。
モヤモヤやイライラを解消して、より幸せに豊かに生きたい。
生きる意味を見出し、命を燃やして、輝かせて生きたい。
すべて、私の中にもある願いだ。
ここまでの学びは、その土台となってくれている。
そして、いま更に深めている心の学びで、核心へと近づいているように感じる。
自分の真実に触れ、喜びと共に生きる指針を手にする。
自分の命の使い道を思い出す。
その道を、そのやり方を、今段々と掴みかけてきている。
心の声に加えて、からだからのメッセージを聞くことも、その大きなヒントになりそうな気がしている。
からだをもっと探求したい。
いまの私の思いはここにある。