割と最近まで、カウンセラーやセラピストは、人の負のエネルギーや暗闇に触れて、重くて耐えきれないのではないかと思っていた。
悲しみ
寂しさ
虚しさ
怒り
悔しさ・・・
そういう負の部分に触れ続けることへの怖さがあった。
けれど、本当は違う。
その闇の向こうに、
人が真に求めてやまないもの
希求するもの
切望するもの、がある。
その光に触れたい気持ちがあるから、闇がある。
闇は、光があることの証。
一緒にその闇を見ていくということは、その人が光に触れたい気持ちも一緒に感じていくということ。
その光も一緒に見ていくこと。
それは、言葉にできない深みと豊かさが流れる時間。
人の願いに触れる時間。
光に触れる時間。