また東京の夜。
今夜も少し高みから夜景を眺める。
電車の音、車の音、
そして楽しい夜を過ごす笑い声が
聞こえてくる。
この街で、この世界で、
今日も沢山の人が出会い、別れたのだろう。
この世界は、いつも背中合わせの何かがある。
出会いと別れ、
昼と夜、
生と死、
光と影、
喜びと悲しみ、
始まりと終わり、、、
けれど、背中合わせに見えて、
どれも本当は同時に存在している。
陰陽図のように。
出会いの中に別れは存在し、
生の中に死は存在する。
どちらかしか見えなくなっている時は
往々にしてあるけれど、
本当は同時に存在している。