サトケンさん 断食デトックス合宿に参加して:意識がクリアになり、未来へと向かうことを感じた

未来へ

10年前の半断食合宿以来の断食をした

2020年8月上旬の三日間、サトケン(佐藤研一)さんの断食デトックス合宿に参加した。

今年の夏は断食をしたいと思っていたら、ちょうど良いタイミングで、

サトケンさんの断食デトックス合宿のことを知り、参加を決めたのだった。

1日目の朝から断食を開始し、3日目の午前中までは食べない。

断食期間中は、お水、柿の葉茶、塩はOK。

2日目の午後に野菜ジュースも一杯だけ出る。

でも、あとは食べない。

ここまで食べなかったのは初めてだ。

何年か前に、別の半断食合宿に参加した。

今調べてみたら、2010年の8月、お盆の時期だったから、ちょうど10年前だ。

懐かしい。

あの時は、とっても量は少なかったけれど、毎日三食、食事が出た。

合宿中は、ヨガや、自分でやる足つぼマッサージ、外へのウォーキングなどをした。

時には、近くの山にも登るらしいが、私が覚えているのは、近くの湖の湖畔をウォーキングしたこと。

そして、帰りに温泉に寄ったりと、毎日元気に動き回った。

確か5〜6日間参加した気がする。

終えてみたら、体重は3kgほど減っていた。

合宿に参加する前に、通常より2kgほど減っていたので、合計5kg減。

鏡に映る自分を見てみても、お〜痩せたな、と思う感じだった。

今回の断食デトックス合宿は、それとはまた全然違い、宿便を出すことが主眼にある。

3日間、合計で15回の座禅。

座っている間に、サトケンさんが警策を持って歩いて回ってきてくれて、

希望者は前屈みになり、バシッ、バシッ、バシッと背中を叩いてもらうことができる。

そうすることによって、背骨脇にある中枢神経が刺激されるとのこと。

また、座禅中は深い呼吸を意識して、腸を刺激する。

サトケンさんの指導する断食デトックス合宿は、野口法蔵氏の坐禅断食がルーツにある。

お寺のお坊さんだ。

修行の雰囲気もありつつも、

サトケンさんのユニークでのんびりしていて、ぶっ飛んだ感じのお人柄が滲み出て、

場は良い意味でゆるい感じだ。

サトケンさんのちょっぴりポチャっとしたお腹も(失礼!)、修行的要素を中和させてくれた気がする。

3日間を終えてみて、体重に変化は無かった。

そもそもの私の参加目的は免疫をアップさせることであり、

痩せることではなかったので、勿論気にはしていない。

そして、それ以上に得たものが多かった。

今回参加してみて感じたことと、合宿を終えての所感をまとめてみた。

断食1日目、暗めの雑念が湧いてくる

1日目は、18時頃に宿に集合することになっている。

それまでは、朝から自主的に断食を開始する。

朝に少し頭を使う仕事をしていたら、午後になって徐々にエネルギー切れを感じるようになった。

無理せず、今日はこれくらいにしておこう、と切り上げて、出発の準備に取り掛かる。

少し重く感じる身体と共に、集合場所となる宿へと向かった。

夜には参加者が全員集合し、合宿の流れや断食についての説明などがなされ、早速座禅が始まった。

サトケンさんの説明通り、1日目の座禅は雑念だらけの時間。

その雑念に気づきながら、自分の呼吸をただ観察していく。

3回の座禅を終え、1日目は終了。

それにしても、1日目の座禅中に湧いてくる雑念は、少し暗いものが多かったなぁ。

心配や悩み事、考えても仕方のないことなどが多かったような気がする。

あるいは、時間を取って考えたいなぁ、と思っていたことも少し湧いてきた。

そして、部屋に向かいながら、こんなに食べていなくても大丈夫なんだ〜とただただ感心する。

夜は眠れるのかな・・・?と若干の不安はあったけれど、全く心配の必要はなく、風呂から上がったら、パタッと寝てしまった。

断食2日目の午前中、身体の重さを感じる

2日目はスッキリと目覚めた。

会場へと向かうと、朝から読経。

般若心経の音が心地良い。

読経していると、だんだん目覚めてくるような気もしてくる。

そして、また座禅。

この日は、身体の重さを感じたのと、だる重い感じ、眠たい感じがあって、座禅の合間の休憩には横になって眠ったりしていた。

そして、午前中に真鶴半島の三ツ石海岸へと出掛けて、少し野外を楽しんだ。

海岸へと向かう道すがら、砂浜や波打ち際に、親子連れがたくさんいて、夏休みなんだなー、と実感した。

コロナの影響はあるけれど、こうやって元気に外遊びしている人たちがいるんだと思うと、見ているこちらも元気になった。

目的地について、海まで階段を下る。

三ツ石も見えて、とても景色が良い。

真鶴半島の三ツ石海岸

靴を脱いで、海へと入る。

この辺りの海岸は、溶岩が流れ着いたところなので、砂浜というよりは、岩場だらけ。

気をつけて、ぐらつかない岩を探しては、岩から岩へと歩いて海へと入っていった。

断食していて力が入らないからなのか、小さな岩の上に立って、少し踏ん張らないといけない時は、足が震えた。

踏ん張るって、エネルギー使うんだな。

そして、大きめの岩に腰をかけて、ちゃぷちゃぷと海へ足をつけて遊ぶ。

フナムシがそこら辺を集団で歩いている。

海へ足をつけたのは、今年初めてかもしれない。

あぁ、気持ち良い。

海に足をつけていると、こんなに気持ち良くて、こんなに安心して、こんなに何も考えない状態になるんだなぁ。

やっぱり自然は偉大だなぁ。

もっと自然を直接肌で感じることをしていきたいなぁ。

靴を履いて自然の中をウォーキングするのも良いけれど、時には靴を脱いで自然と直に触れ合いたい。

私の身体がそれを求めていることを感じた。

断食2日目の午後、意識が切り替わる

少し海を楽しんだら、元来た道を戻って、宿へと引き返した。

道中汗をかいたので、何人かの参加者の希望でお風呂タイム。

私は身体が重いので、お風呂はパスして、部屋でゴロンとして同室の人と色々と会話を楽しんだ。

そして、会場に集まり、また座禅が始まった。

この辺りから、なんだか私は元気になって来た。

身体は相変わらず重いけれど、すこしぼーっとしていた頭がクリアになって来たというか、意識がはっきりして来たような感じ。

不思議な感覚だった。

エネルギー供給源が、肝臓のケトン体へと切り替わったのか?

48時間断食をすると、代謝エネルギー源がグルコースからケトン体へと切り替わると言われている。

ただ、今回の場合は、それは3日目からだとのことだったので、違うかもしれないけれど、

何れにしても私の感覚に少し変化が起きてきた。

身体の重さと、意識の軽さ&クリアな感じのギャップが面白いほどだった。

断食2日目の夕方、読書に集中できた

その後、合掌行。

両手を合わせて、頭より高い位置に保ち、般若心経を唱え、20分そのままの姿勢でいる。

確か20分だったと思うけれど、とても長く感じた。

40分やると、癒しの手を手に入れられるとのこと。

なかなかの苦行を終えたところに、重ね煮野菜ジュースが待っていた。

これがまたとても美味しかった。

一杯を丁寧に、丁寧に、大切に飲んだ。

写真まで撮ってしまった。笑

重ね煮ジュース

そして、長めの休憩。

この休憩時間に、読書が捗った。

周りに何もない環境だからか、本棚に並ぶ本が興味を惹かれる本ばかりだからなのか、雑念もなく読書ができた。

野口法蔵氏の坐禅断食に関する著書もあったので読んでみたり、それ以外にも色々と手に取って読んだ。

自宅の本棚にも本はたくさんあるけれど、本は生物(なまもの)かもしれない、と、この時思った。

その時に興味を持った本が一番頭に入ってくるし、集中して読むことができる。

自宅の本棚の本を総入れ替えする勢いで、いったん見直してみてもいいかもしれない。

そして、興味を惹かれる本を買い漁ってみてもいいかもしれない。

あるいは、またこの宿に泊まりに来て、その時興味を持った本を片っ端から読んでみてもいいかもしれない。

とにかく、自分の中のアップデートが必要だ。

何かが滞っている。自分の中で。

そう強く感じた。

これは断食のお蔭でもあるかもしれない。

身体がスッキリしてくると、頭もスッキリしてくるのだろうと思う。

そして夜まで計9回の座禅を終え、就寝。

2日目は、眠れるのかと更に心配になったけれど、サトケンさんがよく眠れますよーと言っていたので、安心した。

そして、風呂から上がって、集中して本を読んだら眠気がやって来て、またコテンと眠ってしまった。

断食3日目、お待ちかねの食事とトイレの行ったり来たり

3日目。

6時起床。

相変わらず身体は重たいけれど、会場へと向かう。

サトケンさんが、調子は大丈夫ですか?とみんなに確認。

時々、起き上がれない人がいるそうだ。

そういう時は、部屋に連れ出しに行くそう。

部屋で横になっているよりも、起きて来て読経して座禅する方が元気になるんだそう。

へー、と思いながら、そこまでの辛さはないな、と思う。

そして、読経、座禅と続く。

3日目は、3回座禅をしたら、明けの食事へと向かう。

気づいたら、あっという間に座禅は終了。

ダイニングへと向かう。

食事の準備をし、合掌して、いただきますの声と共に、大根汁や野菜などを食べていく。

大根汁

どれも美味しい。

ただ大根を煮ただけの汁も美味しいし、野菜につける味噌も美味しい。

生野菜と味噌

生の野菜も、どれも美味しい。

バリバリとどんどん食べてしまう。

そうしているうちに、もよおして、トイレへと向かう。

ここから、参加者が代わる代わるトイレへと立ち、帰って来てはまた食べてを繰り返す。

初めての宿便も出て、感動してしまった。

宿便が出たら、フルーツなどデザートも食べてOKとのことで、デザートも楽しむ。

楽しみながらもトイレに立つ。

一体、合計で何回トイレに立っただろうか。

まだ出るの?と驚く。

そして、パンと豆乳ミルクティー。

レーズンパン

このパンが、水便を止めてくれる役割だそう。

これもまた美味しい。

もう、なんでも美味しい。

断食終了、新鮮なお野菜の買い物が楽しい

みんなで洗い物をして、片付けをしたら、今度は買い物。

新鮮なお野菜を売りに来てくださっている内野さん。

どれも瑞々しいお野菜ばかりで、あれこれと手を出してしまう。

かなりお財布は寂しくなったけど、でも、心は満足。

しばらくは、予後で食事に気をつけなければならないし、野菜中心の食事となるので、

自分の元気になった腸のためにも、お野菜たちは必須。

帰ってからの食事も楽しみだ。

そして、お風呂に入って帰路へと着いた。

断食を終えて、未来へと意識が向いていく自分を感じる

自宅へと帰り、当日、翌日と、頭がぼーっとした状態が続く。

意識はもちろんクリアなのだけど、左脳が働かない感じ。

右脳、直感、といった方向に頭が働いているのを感じる。

だから、思考を使うことや、過去を考えること、心配・悩み事などが浮かんでこない。

無性に部屋の模様替えをしたい気持ちになり、断捨離と模様替えをした。

そして、買い換えたいものなどが頭に浮かんでくる。

未来志向になっていることをすごく感じる。

悩んで、頭で考えて分からなくなっていたことも、いったんゼロクリアして、感じていきたい感じ。

手放すことが、たくさんできる感覚。

そして、考えたり詰め込んだりするのでなく、自然の中に行って、感じること、感性を大切にすることをしたい感覚。

断捨離と模様替えをしたら、今度は公園に行きたくなった。

海と緑を見たくなった。

ずっと手をつけていなかった本を手に取って、公園と向かった。

緑に囲まれ、海を見ながら、集中して本を深く読むことができた。

これまで、どれだけ凝り固まって、狭い世界の中に居たのか、と気づく。

断食は意識を変えてくれるものだと思う。

そして、過去志向、心配、悩み事などの思考でなく、

直感、考えたいこと、実現したいことへと意識が向いていく。

これまで怖れていたことを、サーっと手放せてしまいそうな感じだ。

頭だけ先に未来へと行っている感じ。

また参加したい、と思った。

この感覚をいつも忘れずにいたいから。

心にアプローチするだけでなく、身体へのアプローチも本当に大切。

腸を綺麗にすることは、意識をクリアにすること。

前に進んで、未来を創っていく土台を得ることのように思う。

参考ページ:サトケン(佐藤研一)さんのホームページ
*2020年の秋からは、断食デトックス合宿は形式を変えて行うそうです。
参考図書:野口法蔵著「断食坐禅のススメ」

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この記事を書いた人

渡辺 絵梨(わたなべ えり)

カウンセラー/セラピスト/講師/ファシリテーター
カウンセリング・セラピー・コーチングなどを融合させ、人がいのちの喜びを生きることをサポートしています。
10代の頃から心に興味を持ち学ぶ。「自分のやりたいことが分からない」、「感情が分からない」、「人とのコミュニケーションがうまくできない」、自身も苦しんだこれらの悩みに光をもたらしてくれたのは、心の学びを通じて、自分の心を見つめることでした。
悩み苦しみは、転じていのちの喜びへと通じているのだと思います。そのプロセスの伴走をさせていただいています。
好きなことは、旅、読書、音楽を聞くこと、散歩。また、自然をこよなく愛する。