20年ぶりにインフルエンザにかかる
年末年始に時間をとって自分を見つめ直していた。
年明けも機会をいただき自分の内側を見る旅へと出ていた。
その全てが、どどっと変化することを促しているのか、インフルエンザにかかった。
インフルエンザにかかるなんて、もう20年ぶりくらいかもしれない。
自分でも驚いたが、身体が生まれ変わろうとしていたのだと思う。
病院に行って知ったが、インフルエンザはかかると、感染を防ぐために5日間外出禁止となる。
きっと、常識のようなことなのかもしれないけれど、何も知らなかった私はその期間の長さにまず驚いた。
5日間も出れないなんて・・・。
それでもこなさないといけない仕事はあり、自宅でできることをしていた。
5日間の外出禁止。部屋を猛烈に片付けたくなる
それにしても、普段、そんなに長い時間家にいることはない。
少し体調が落ち着いてくると、必然な思いなのか、猛烈に部屋を片付けたくなった。
部屋の中にあった物たちが、もう今の自分には合わないことを、気持ち悪さに似た体感で強く感じる。
その物たちや、部屋に流れるエネルギーを感じていると、「うわー!」「あ゛ーー!」と意味をなさない叫びが、身体の内側から押し上げてくる。
発狂しそうなくらい気持ち悪い感覚になるのだ。
部屋は心を映し出す鏡だと言うけれど、それは本当だと思う。
数年ぶりの大断捨離を開始!
部屋の大断捨離の開始である。
いまとなっては、なぜとっておいたのか分からない品々を手に取り、どんどん捨てた。
自分の内側が変わると、その内側に合わせて外側も変えたくなる。
もしも外に出掛ける日々が続いていたら、そこまで強くは感じなかったかもしれない。
けれど、インフルエンザのお蔭で、ここ数年間で久しぶりの大規模の断捨離ができた。
捨てる行為は、自分の輪郭をはっきりさせ、今の自分を浮き彫りにする行為でもあると思う。
あぁ、もうあの時の私とは違うんだな。
これが必要な私ではなくなったんだな。
ただ放置していただけで、随分と前から私は変わり始めていたんだな。
自分の変化のプロセスを確認しながら、今の自分をどんどん感じていく。
捨てることで浮き彫りになる「今」と「未来」の自分、生まれ変わり期間の集大成
今の自分は未来の自分を含んでいると思う。
今の自分こそが、未来を創り出す自分であるから。
だから、今の自分だけでなく未来の自分を感じる時間でもあった。
限られた時間の中で、猛烈に断捨離を進め、部屋がかなりスッキリした。
終わってみて部屋を見渡すと、不思議なことに、手をつけられなかった箇所に、過去の自分がほんの少しだけいることを感じる。
「今」と「未来」のエネルギーが充満した部屋になると、今度は過去のエネルギーが浮き彫りになる。
そのほんの少しの過去のエネルギーが残った部分は、これからの時間で断捨離をしていくつもりだ。
変化はいつも内側の見えないところから始まり、外側の見える部分へと現れてくる。
去年から始まって続いている、生まれ変わりの期間が、そろそろ集大成へと向かっているように思う。