沢山の映画を見てきましたが、その中でも心の真ん中に居続ける映画があります。
“歓びを歌にのせて”という映画です。
ご存知でしょうか?
あらすじは、下記の通り。
「音楽で人の心を開きたい」という夢を抱く人気指揮者ダニエル・ダレウスは、公演直後に心筋梗塞を起こし舞台で倒れ、一命は取り留めたが、それを機会に第一線から退いてしまう。病を押して彼が隠遁の地に選んだのは7歳のときに後にした故郷ノールランドの小村。酷い虐めにあった苦い思い出の地だ。転居して早々、ダニエルはスポーツ店主アーンから教会の聖歌隊への助言を求められる。聖歌隊に関わる村人たちはそれぞれ不満や悩みを抱えていた。夫の暴力に苦しむ歌の上手いガブリエラ、太っていると馬鹿にされるホルムフリッド、障害のせいで歌わせてもらえないトーレ…。初めは指導をためらっていたダニエルだったが、音楽の力を信じ、「声を感じあう」という独自の指導を始める。次第に音楽の歓びに浸っていく村人たちであったが、教会のスティッグ牧師は変化を嫌って干渉し始める。村でのコンサートが成功し、アーンが申し込んだインスブルックのコンクールから招待状が届く…。
出典:歓びを歌にのせて 『ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典』より
主人公ダニエルの指導が始まってから、メンバー1人1人に変化が起きていきます。それぞれが自分の気持ちに向き合い、恐れや不安、恐怖の奥底にある、本当の気持ちや歓び、愛へと気づいていくのです。
そして、中でもハイライトと言える、ガブリエルが歌うシーンが、魂を揺さぶります。
ガブリエルが歌う歌詞にも出てくるメッセージですが、「自分の人生を生ききったと言える、そんな人生にしたい」と強く思わせてくれます。そう、私を生きられるのは私しかいない、のです。この映画のサントラCDを持っていますが、歌を聞くたびに、心が震え、この思いを思い出させてくれます。
本当にパワフルな映画で、細胞1つ1つが沸き立ち、エネルギーが増して、心と体が喜ぶのを感じます。
見た回数は数える程度ですが、それでも忘れることのない、心の真ん中に居続ける映画です。(書いていたら見たくなってきました。)
あなたにとってのそんな映画はありますか?