大切な存在を失うということ

人は人に影響を与えてしまう

本人が意図しなくても

影響を与えてしまうもの

それが存在というもの

そばの花

誰かから、大きな大きな影響を受けていればいるほど

その存在を失った時の喪失感は深い

まるで、人生をレイプされたかのようだ

その人は、勝手に入って来て、勝手に出て行った

けれど、なぜこんなに大切なものばかりが手元に残っているのだろう

なぜ、大切な瞬間の記憶たちが、急に浮かび上がってくるのだろう

なぜ、その記憶たちが、鮮やかになり、そしてリアルになっていくのだろう

消えるどころか、刻まれていく

空と雲

どこからともなく流れる涙は

自分が泣いているようには思えない涙

もっと心の深い部分、魂とも言えるものが泣いている感じがする

悲しい、という感情とは何かが違う

魂が自らのかけらを失って寂しがっているような気がする

「どこへ行ってしまったの」

一部を失った魂が、心許なさを感じてる

「返して、私のかけら」

うずくまって、声にならない声で、そう叫んでる

陣馬形山から望む夕日

起こった現実を、まだちゃんとは把握できずに戸惑いの中にいる

何もかもが癒し手には感じられない中で

過ぎ行く時間だけが味方に思える

巡る季節だけが行先を示してくれるように思える

でも、本当は、奥底では知ってる

何が起こっているのかを

そして、そこには光しかないことも

光がその手を広げて待っていることも

その手の中に飛び込めばいいだけ、ということも

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花芽 英莉(かが えり)

花芽 英莉(かが えり)

10代の頃より、心のことに興味を持ち学ぶ。様々な心理療法、セラピー、カウンセリングなどを学び、実践。人の内側の豊かさや、本来のその人らしさに触れることに、いつも感動し、心の探求を続けている。現在は教育関連の仕事に従事。日々、沢山の人との対話から、本当に一人として同じ人はいない豊かさを心から楽しむ。自然の中にいるととても心が落ち着き、元気をもらう。人との出会いから新しい世界を知ることが大好き。その他好きなことは、旅、読書、音楽を聞くこと、散歩。