内側に引きこもる日々が続いている。
引きこもることは、逃げることのように見えてそうではない。
引き込まざるを得ない時、というのが、人生にはあると思う。
意識が外に向かない時、外に向けることがしんどい時がある。
社会の中で生きている限り、外界との関わりなく人は生きていけない。
だから、もちろん大なり小なり関わりは持ったままではある。
けれど、最小限にとどめたいのだ。
不要な刺激、雑音を取り込むことなく、静かに静かにしたい。
身体と心が引きこもりたいと、切に願っている。
この状態は、蛹(さなぎ)の状態ではないかと私は感じている。
蛹は時が満ちるまで、殻の中にこもり、姿を変容させていく。
いのちの約束の時が訪れると、殻が自然と開いていく。
その時を待つのはとても苦しくて、何も手立てがないように思える時間。
けれど、諦めずに、ひたむきに、必要なことに集中して、その時が来ることを待つ。
諦めて、辛抱できずに、中途半端な状態で、その蛹の時期を終わらせようとしたら、きっといのちの望む姿にはなれないから。