落ち込んだ時にできるシンプルなこと
私たちは結構些細なことで落ち込むことがあります。
そして、落ち込むと、身の回りに起こるほとんどのことをネガティブに捉えがちになります。
例えば、誰かに何かを言われて落ち込んだとします。
そのあと、持っていた飲み物をこぼす、ちょっとしたミスをする、
渡ろうとした信号が赤になる、家族に八つ当たりをされる。
・・・などということが起こったら、
なんだか、今日は全然ダメだな、とか、私って運が悪いとか、
ああやっぱり私ってダメなんだとか、どいつもこいつも!とか思ったりします。
けれど、起こる出来事は本当はプラスでもマイナスでもありません。
そのことを分かっていても、どんどんネガティブな感情を感じてしまうことがあります。
この一見、負のスパイラルとも思えることは、なぜ起こっているのでしょう。
それは、最初に落ち込んだ時にその感情にのまれてしまっているか、
自分が落ち込んでいることに気づいていない、といったことから始まっています。
そんなときは、どうしたらよいのでしょう?
今回は、すぐできる3つのことで、私自身もしていることを挙げておきたいと思います。
顔を上げる
落ち込んでいる時は、とかく姿勢も悪くなり、肩が下がって、視線も下がりがちになります。
そんなときは、まずは遠くのものを見てみたり、空を見上げたりして顔を上げる。
もしも、落ち込んでいる気持ちに気づけていないなら、
自分の姿勢や目線がどこに行っているかなど、身体の状態に気づくことから始めるのも良いでしょう。
深呼吸をする
落ち込んでいるときは、色んなことを考えて、益々気分が落ち込んでいきます。
誰かと比較してみたり、自分や誰かを責めてみたり、過去のことを思い出してみたり。
そんなときは、ふぅっと深呼吸。
身体が緩んで、少し心も緩みます。
これも落ち込んでいる気持ちに気づけていないなら、
自分の呼吸がどうなっているか気づくことから始めるのも良いでしょう。
大体、呼吸を意識できていなかったり、浅くなったりしています。
落ち込んだ状態の自分に気づく
これが結構難しいですが、
「あぁ、私、落ち込んでいるなぁ・・・」と落ち込んでいる自分を感じる。
無理にポジティブなことを考えようとする必要はありません。
落ち込んでいる自分に気づくことで、
まずは落ち込んだ気分の中にどっぷり浸かっていた自分から、一歩外に出ることができます。
そうすると、落ち込んだ気持ちにのまれていた自分を客観視できるようになります。
この状態になると、大分楽になります。
そして、そのうちなぜ自分が落ち込んでいたのかが分かるようになることもあります。
これを繰り返すことで、自分のパターンにも気づいていくことができます。
パターンに気づけるようになると、落ち込んだ状態に長く居続けることが少なくなり、
楽に過ごせる時間が増えていくようになります。