心に訪れた凪 人生の季節が移り変わっていくことを感じる

凪

心が凪いでいる

とても静か

何が起ころうと、起こらなかろうと

ただ、静か

凪の心地よさを味わっている

そうすると、ふと、何か一つ終わったような感覚もある

人生の四季が、次の季節へと移る予感

若い頃を想起させる「青春」という言葉がある

「若い時代、人生の春と捉えられる時期」という意味だそうだ

この一般的な人生の春とは違って

人それぞれ人生の中で、四季は巡っている

何をしてもうまくいかない、何もする気が起きない、動けない、心身ともに疲れ切っている

そんな時は、立ち止まり根を生やす冬の時期

地表は枯れた木だらけの冬

でも、地中では、種がひっそりと栄養を蓄えている

春になり、十分栄養を蓄えた種は、芽を出し地表へと姿を現し、ぐんぐんと伸びてゆく

優しい日の光の中で、時に芽吹き、時に花を咲かせ、美しいその姿をあらわにする

夏になり、花は落ち、葉っぱからいっぱい日の光を取り込み、しっかりと栄養分を取り込む

秋に向けて、実を実らせるために、いっぱいいっぱい熱く強い日の光を浴びる

秋になると、その結実となる実をつける

ふっくらとした実は、周囲にも幸をもたらす

ここ数年間で、冬の時期を過ごしたように思う

春も少し含んでいたかもしれない

ここから、春そして夏へと移り変わっていくのだと思う

今は、その端境期

何かが終わり、何かが始まる間に訪れる一瞬の空白期

この期間に訪れた心の凪を感じている

この記事を書いた人

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わたなべ えり

カウンセラー/セラピスト/講師/ファシリテーター
カウンセリング・セラピー・コーチングなどを融合させ、人がいのちの喜びを生きることをサポートしています。
10代の頃から心に興味を持ち学ぶ。「自分のやりたいことが分からない」、「感情が分からない」、「人とのコミュニケーションがうまくできない」、自身も苦しんだこれらの悩みに光をもたらしてくれたのは、心の学びを通じて、自分の心を見つめることでした。
悩み苦しみは、転じていのちの喜びへと通じているのだと思います。そのプロセスの伴走をさせていただいています。
好きなことは、旅、読書、音楽を聞くこと、散歩。また、自然をこよなく愛する。