映画「ファインディング・ジョー」は、神話学者ジョーゼフ・キャンベルの「英雄の旅」が、様々な人へのインタビューや物語を交えて表現されている映画です。
先日、心の学びの仲間が上映会を企画してくれて、仲間数人と一緒に鑑賞しました。
学生時代に宗教学や神話を学んだことや、ユング心理学についても深く学んだ経験があるので、映画の大筋については、すーっと頭に入ってきました。
そういった知識面のこともとても大事ですが、この映画の良いところは、自分自身の英雄の旅について、様々な人がインタビューに答えている部分でもあります。
作家や、起業家、プロサーファー、俳優、プロスポーツ選手など。
彼らの実体験が、英雄の旅をより体感的に分かるものにしてくれているのです。
どんな人にもその魂が輝き出す、つまり英雄となる前の状態があり、そこから一歩踏み出していったのだ、とリアリティを持って感じられるのです。
そして、だからこそとても心を打たれます。
いくつか心に残った言葉を書き留めておきたいと思います。
*大切なのは、至福(bliss)を追い求めること。
*それが何なのか分からなくても、気になることをして進んでいくこと。
*その過程にいることも、とても大切なこと。
*すべての人の目の前に次の一歩があり、その一歩を出すこと。
*勇気とは、やるべきことが分かっていて、それをすること。
*勇気がないとは、やるべきことが分かっていて、やらないこと。
*怖さはなくならない、怖くてもやることが勇気。
他にも沢山良い言葉が紹介されていました。
きっと、その時の自分の状態で響く言葉が違うのだと思います。
そして、これらの言葉はとても普遍的に感じました。
英雄への旅へと呼び出された人は、様々な要素をそぎ落とすと、同じプロセスを歩んでいくんだということを感じました。
次の一歩を出すこと。
怖くてもやること。
それがきっと今の私のプロセスなのだと思います。
参考ページ:映画「ファインディング・ジョー」のホームページ