不安や恐怖を感じたら
生きていると、不安や恐怖を感じることがあります。
2020年から感染拡大が広がる新型コロナウィルスもそうですし、
失業や倒産の不安、将来への不安、お金の不安や恐怖、健康に関する不安などなど・・・。
不安の対象が、ずっと先の未来のことだと、漠然とした不安になるけれど、
身に迫ったものになると、それは恐怖になる。
つい最近、私もそんな不安と恐怖に飲み込まれていました。
感情を無きものにせず、観察し味わう、ということも大切ですが、
その感情が、キャパオーバーとなるくらい大きなものの場合は、通常モードの時とは異なる対処が必要だと感じました。
まずはこの心の状態を落ち着かせるために手を打とう、と思い、色々とやってみたもののうち、
効果を感じたものを、挙げておきます。
自分自身の備忘録でもあり、
いま、不安や恐怖を感じている、という人の役に立てば嬉しいです。
人に話を聞いてもらう
友人や、カウンセラーなどに話を聞いてもらうことで、自分の中で起きていることが整理されます。
色んな人に話を聞いてもらうことで、自分には無かった視点などが得られ、心にスペースが生まれます。
紙に書き出す
頭に浮かんでくることを、片っ端から紙に書き出します。
そうすることで、俯瞰して物事を捉えることができます。
散歩をする
動かないでじっとしていると、感覚や感情は余計に強く感じるし、思考はぐるぐるとどんどんネガティブになります。
とにかく体を動かすことで、自分の感じている感覚や感情、思考などが移り変わっていきます。
深呼吸をする
不安や恐怖の中にいると、知らないうちに呼吸が浅くなっています。
意識して深呼吸することで、体が緩みます。体が緩むことで、感情や思考も緩んでいきます。
身体をタッピングする
鎖骨と鎖骨の間の窪みや、両方の鎖骨の辺りをタッピングすることで、ふぅっと落ち着く感覚を感じます。
EFT(エモーショナル・フリーダム・テクニック)という感情解放テクニックで、感情と結びついた体のツボをタッピングすることで、心の苦痛を解消する手法です。
心理療法に取り入れているカウンセラーさんもいます。
ヨガをする
感情に伴うぞわぞわとした体感覚が、ヨガのポーズをすることで、スーッと消えていきます。
ヨガ講師であり、心理セラピストでもある友人のはるちゃん(島崎晴美さん)からもアドバイスをもらい、
特にダウンドッグのポーズを何度もしましたが、とても効果を感じました。
温泉に入る
家のお風呂でもある程度の効果はありますが、温泉は更に良いです。体がポカポカに温まるのが、とても良いのでしょうね。
そうすることで、思いつめていた思考もスーッと消えていきます。
不安や恐怖があると、思考もぐるぐるとどんどんネガティブになり、負のスパイラルに入っていきがちですが、
その思考を一旦止めてくれる効果が、温泉にはあると感じます。
体を温める
寒いだけで、気分が落ちやすいです。
着込んだり、局部的に冷えているところを温めることで、気持ちも少し前向きになるから不思議です。
マッサージを受ける
感情に伴って、体もガチガチになってしまいます。そこを体の方からほぐす、ということもとても有効です。
体がほぐれることで、自分の体が今ここにあることや、意識が行っていなかった自分の中心軸を感じることができます。
以上、9つを挙げてみました。
体へのアプローチばかりとなりましたが、
心の学びなどをしていると、「心のことは体を見ていく、体のことは心を見ていく」ということがよく言われます。
体へのアプローチをすることで、心がほぐれていくことがあります。
そして、心が少しほぐれた状態で、そもそもの不安や恐怖を感じる引き金となっていることについてゆっくりと考えていくといいのだと思います。